1.からっぽの心で
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
失くした鞄は どこだろう
まだ これから続く道なのに
いつのまにか巡る 日々のどこかで
おんなじまちがいに 立ち止まりながら
どれだけの涙を流す
歩いて 歩いて 歩き疲れたなら
からっぽの心で 空を見ればいい
そこがどんなところか
好きなはずだった この街
でも 自分を守る鍵がない
すれ違う誰かの 名前覚えて
いられる場所ばかり 探し続けてる
なつかしい朝焼けも忘れ
歩いて 歩いて 歩き疲れたなら
からっぽの心で 空を見ればいい
そこがどんなところか
悩んで 悩んで それでも行くのなら
からっぽの心で 風と行けばいい
歩いて 歩いて 歩き疲れたなら
からっぽの心で 空を見ればいい
そこがどんなところか
そこがどんなところか
2.遠雷
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
Oh No 嵐にちぎれた羽根
Oh No 二度とは帰れない街
さまよう影は 名前も失くし
Oh No 灯りを忘れた窓
Oh No 夜明けが遠のく部屋
ホコリまみれの 子供の顔は なにを見てた
それは だれ だれ だ・だれ Baby だれだったの
だれ だれ だ・だれ Baby だれだったの
なにも知らない 僕は知らない
Oh No 叫んでも届かない聲
Oh No 正しい目がつく嘘
瓦礫の下で 咲いてた花は なにを見てた
それは なぜ なぜ な・なぜ Baby なぜだったの
なぜ なぜ な・なぜ Baby なぜだったの
だれ だれ だ・だれ Baby だれだったの
だれ だれ だ・だれ Baby だれだったの
なにも知らない いつも知らない
なにも訊かない わざと訊かない
Oh No 僕らはなにをしてる
Oh No 僕らはなにをしてる
3.惑星
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
あの頃は 青い空 あふれてた
澄み渡る 水の音 手に浮かべ
心には いつも
優しさが満ちていた
僕たちは なぜ道を まちがえた
幸せを ひとつには できなくて
求めれば いつか
失うものもあるけれど
決してあきらめない君がいるから
決してあきらめない明日があるんだ
悲しみよ
凍えたら 温もりを 寄せ合おう
渇きには 微笑みを 分け合おう
風がもう 花を
奪うことのないように
決してあきらめない君がいるから
決してあきらめない愛があるんだ
悲しみよ
決してあきらめない君がいるから
決してあきらめない明日があるんだ
涙は越えられる
悲しみよ
悲しみよ
4.はじまり
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
海鳴りのように
響く心に
名前さえない
遠い日の 僕がいる
あなたに逢いたくて
ただ泣いていた
いつまでも そばにいて
いつまでも 変らない 夢を
枯れた葉のように
時ははかない
流れる川に
どこまでも 身をゆだねて
あなたのぬくもりに
包まれたまま
なつかしい声だけが
あたたかい波になる
いつまでも そばにいて
いつまでも 変らない 夢を
はじめてふれた風
忘れないまま
なつかしい声だけが
あたたかい波になる
いつまでも そばにいて
いつまでも 変らない 夢を見たい
5.Barbarian Dance
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二・矢萩渉
大地を駈け巡り
裸の風を呼ぶ
カラダのどこかに隠れた
わずかな血が騒ぐ
森が叫んでいる
川が応えている
いのちが交わした言葉が
鼓動に蘇る
生まれた日の太陽が 胸の奥に 印したものを
はっきり感じて しっかり信じて
ほんとが愛なら 取り戻そうか
どうでもいいのか どうならいいのか
ほんとはとっくに わかってるだろう
地図など破り捨て
ひとつの空を見て
誰のものでもない心に
枯れない種を蒔く
汚れた手を翳した その向こうで 星は見ている
なんでもかんでも あってもなくても
勝手でいいなら 砂を噛むか
どうなりたいのか どうされたいのか
ほんとはとっくに わかってる
はっきり感じて しっかり信じて
ほんとが愛なら 取り戻そうか
どうでもいいのか どうならいいのか
ほんとはとっくに わかってるだろう
目と目で語り合い
肌を汗で纏い
ひとつしかないものには
光があるだろう だろう
6.ピラニア
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
歯をむくのは どこの誰なんだい
喰われるまで 放ってはおけまい
罠をかけて なにがお望みだい
嫌われても なんだか動じない
真っ赤な目で 睨まれちゃって
待ったなしで 追いつめられて
まったく持って 絶体絶命
なんだって 言ってみー ほら後出しずるいぞ
なんだって やってみー まだ負けてはいないぞ
なにも見捨てない オレを見抜けないかい そりゃ案外 愛の病かい
運命なら 逃げてもしょうがない
苦しくても 許しちゃもらえまい
激流でも 逆らうしかない
進まなけりゃ どこにも行けない
真っ白ほど 汚されちゃって
真っ向から 問いつめられて
真っ逆さま 世界が堕ちる
なんだって 言ってみー ほらあきらめてないぞ
なんだって やってみー まだ心はやらんぞ
愛を見捨てない オレを見抜けないかい どこまでも 泳げ
真っ赤な目で 睨まれちゃって
待ったなしで 追いつめられて
まったく持って 絶体絶命
なんだって 言ってみー ほら後出しずるいぞ
なんだって やってみー まだ負けてはいないぞ
なんだって 言ってみー ほらあきらめてないぞ
なんだって やってみー まだ心はやらんぞ
なにも見捨てない オレを見抜けないかい そりゃ案外 愛の病かい
7.Woo Woo
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
Woo Woo
Woo Woo
消えないあどけない傷を
見えないしがらみのことばがえぐる
言えない気持ちを奪い
絶えない孤独に僕はつかまる
ミタイ ミタイ 未来 迷うように
愛してるよ
ヨワイ ヨワイ 誤解 かばうように
愛してるよ
Woo Woo 君が欲しい
Woo Woo どこまでだって
Woo Woo 君が欲しいんだ
Woo Woo 苦しくたって
はかない抱きしめた痕の
訊けない虚ろな君のまなざし
ズルイ ズルイ 世界 探るように
愛してるよ
アマイ アマイ 期待 許すように
愛してるよ
Woo Woo 君が欲しい
Woo Woo どこまでだって
Woo Woo 君が欲しいんだ
Woo Woo 苦しくたって
消えない愛しさにふれて
見えない幸せがふたりをつなぐ
癒えない痛みはすべて
絶えない時間に捨てればいいのに
8.いつか帰ろう
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
忘れていたよね
抑えてた気持ち
苦しいのは
君の方なのに
幸せをいつも
支えていたのは
やさしい瞳で
隠した涙
いつか帰ろう ふたり
心をたどり
ハッとした そう あの日へ
君にハッとしたあの日へ
季節は巡るね
花もまた咲いて
そんな風に
僕らも変れる
そして帰ろう ふたり
風をたよりに
ハッとした そう あの日へ
君にハッとしたあの日へ
きっと帰ろう ふたり
心をたどり
ハッとした そう あの日へ
君にハッとしたあの日へ
9.愛がある
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
なにがどうなって こうなって
僕らはここにいまいるんだろう
めぐり逢いだって こうなんだって
決められたわけじゃないのに
愛がある Oh Baby それだけでいい
愛がある 抱きしめあって はじめられる
みんななんだって 言いあって
争いばかりしているんだろう
いくら泣いたって 傷ついたって
戻れない道しか見ないで
愛がある Oh Baby それだけでいい
愛がある なにもかも やり直せる
誰に訊いたって こうだって
欲しい答えなんかないんだろう
だけどふれあって 話したい
夢は同じかもしれない
愛がある Oh Baby それだけでいい
愛がある 抱きしめあって はじめられる
つないだ手と手で 見つめあう瞳で
心と心で あたたかい言葉で
なにかを変えたい いま
愛がある Oh Baby それだけでいい
愛がある Oh Baby それでそれでいい
愛がある なにもかも やり直せる
10.歩く男
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二・矢萩渉
上り坂はどこまで続く
長い雨にどれだけ濡れる
背負う荷物は 重たい
落とし穴がいくつもあれば
吐いた唾は自分にかかる
鉛の靴は 脱げない
たった一度できることを
どんなときも探しながら
遠い風の方へ 歩け
報われないと愚痴こぼすより
悲しくたって笑っていれば
導く星は 消えない
たった一度出逢うものを
どんなときも守りぬいて
遠い空の方へ 歩け
まっすぐ行って道がなけりゃ
まっすぐ行って道を作れ
がっかりして泣いてないで
たった一度できることを
どんなときも探しながら
遠い風の方へ 歩け
苦しいほど上り坂なら
虹に生まれ変わる雨なら
まだまだ先に 行くかい
11.なんか変だ
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二・矢萩渉
空を引き裂くジェット機
風を撃ち抜くマシンガン
崩れるビルの向こうに
飢えた獣が群がる
なんか変だ くりかえされる失敗
なんか変だ オレたちはなんなんだい
いつだって変だ
砂漠で使うカネはない
救われるのは水だろー
バベルの塔に住んでも
月までは手に入らない
なんか変だ 一方的な絶対
なんか変だ オレたちはなんなんだい
どうなってんだ 根こそぎ奪う 成功
どうなってんだ 正しきれない方向
いつだって変だ
英雄になる誰かと
骨も残らぬ誰かと
神はいのちの重さを
どんな秤で比べる
なんか変だ くりかえされる失敗
なんか変だ オレたちはなんなんだい
どうなってんだ 根こそぎ奪う 成功
どうなってんだ 正しきれない方向
いつだって変だ
変だ
変だ
変だ
12.だんだんとわかるさ
作詞:松井五郎・玉置浩二
作曲:玉置浩二
雲がどんなかたちになっても
風がなにを運んできても
海がずっと守ったいのちも
月が満ち欠けるそのわけも
いまはこのまま ただ信じ続けようか
遠く思えても そこへ向かえば
そう だんだんとわかるさ
君が泣いていた優しい手も
僕が拭えなかった涙も
闇が隠したがる昨日も
光だけがある明日も
抱きしめながら ただ思い続けようか
なぜ生きるのかも そこへ向かえば
そう だんだんとわかるさ
いまはこのまま ただ信じ続けようか
遠く思えても そこへ向かえば
そう だんだんとわかるさ
問いかけながら ただ受け入れてみようか
自分が誰なのかも そこへ向かえば
そう だんだんと
だんだんと
だんだんとわかるさ
そう だんだんとわかるさ
13.からっぽの心で(Instrumental)
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